Another:029【 ~牙、振るう白蛇~ 】


 『 不法居住者 』 Another:029

 

  朝。。。
  ミコトは自分の防衛配置に向かう途中で野神と会う。
  軽い挨拶をして、一緒に向かうことにする。

   『 はぁ~楽な仕事だけど。。。宿舎だけはアレだよなぁ~ 』

   『 新しい寝床。。。見つけたんでしょ? 』
 
   『 まぁ、一応な。。。コンテナぶち抜いて、そこで寝てる 』
 
29-01.jpg

   『 何か犬小屋みたいだね。。。それ。。。』


  そんな時、不法居住者が2人の前を横切る。
  野神が軽い挨拶をするが、
  不法居住者はそれを無視するように過ぎ去る。

   『 本当、素っ気無い奴等だよなぁ~ 』
 
   『 仕方ないでしょ? 』
   『 私達は後から来て、寝床を好き勝手してる感じなんだろうし 』


   『 でもよ~再建されればさぁ~ 』

   『 良い事だとしても、本人がそれを望まなければ御節介に過ぎないよ 』
   『 確かにちょっと素っ気無いって、私も思ったけどね。。。』

 
   『 なぁ~ここの連中って、ちょっと。。。』



 29-02.jpg

  ミコトが何かの視線に気付いて振り返る。
  
   『 どうかしたのか? 』

   『 ううん、何でもない。。。』


  ミコトは少し周囲を気にしながらも
  そのまま自分の配置へと移動した。



  配置に着いて数時間後。。。
  ミコト達は悪魔の襲撃を受けていた。
  しかし、然程難なく襲撃者達を抑え込んでいる。
 29-03.jpg
  
   『 全く。。。ここには悪魔を引き寄せる地脈でもあるのかよ 』 

   『 大群じゃないとは言え、こうチマチマ来られると面倒だね。。。』

   『 ま~それにしても。。。』


  野神は戦闘中のを見る。
  仲魔:タラスクと共に襲撃者を圧倒していた。
  それは容赦無く。。。加減を一切排除した戦い方。。。
 
   『 こっちはあいつのおかげで随分楽出来てるけどな 』

  そんな中、ミコトはまた視線を感じる。
  ミコトは防衛壁の修繕機材の方へと視線を向ける。
  すると誰かが隠れたのに気付く。
  溜息を付いて、仲魔:ネコマタ(珠姫)を呼び寄せる。
  
   『 ごめん、珠ちゃんはあの辺りに敵が行かないようにして 』
  
  その修繕機材の辺りを指差すミコト
 
   『 え。。。?でも。。。』
 
   『 こっちは私達でも十分だから、お願い 』

 
  珠姫は前線から防衛ラインを下げて
  ミコトの指示通りの場所で待機する。
  そして。。。

 
  
  敵の襲撃も治まり、防衛チームも交代で食事休憩をし始める。
  ミコトも自分の番となり、修繕機材に凭れて昼食にする。
  支給されたお弁当を食べ、持参したオヤツを出す。
 29-04.jpg
 
   『 ねぇ、あなたも一緒に食べる? 』
   『 さっきからそこに居るのはバレバレなんだけど。。。』


  すると修繕機材の陰から7~8歳くらいの子供が顔を除かせる。
  それは初めて第六ホームで接触した不法居住の子供だった。
  その場に立ち尽くしている子供に
  自分の持ってきたチョコバーを握らせる。

   『 甘いのは嫌い? 』

  首を振る子供。
  そして、その子も一緒にオヤツを食べることとなる。
  
   『 何で私のことを見てたの? 』
  
  しかし、その子供は一向に喋ろうとしない。
  
   『 じゃ~せめて名前くら教えてくれる? 』

   『 コータ。。。』


   『 こんなところに居たら。。。お父さん、お母さん心配しない? 』
  
   『 居ないよ。。。?そんなの。。。 』


  コータはそれが当たり前で、
  何でそんなことを聞くのか?と言う顔をする。
  そんなコータに少し驚くミコト
 
   『 え。。。?じゃあ、御飯とかどうしてるの? 』

   『 街の人とかが用意してくれるから。。。』
  
   『 そう。。。なんだ。。。』


  コータに自分の過去を重ねてしまうミコト
  
   『 ねぇ。。。今、幸せ?辛くない? 』

   『 うん、皆良くしてくれるし。。。辛くないよ 』
 
   『 そう。。。』


  休憩交代の時間となり、立ち上がるミコト
  ミコトは駄菓子の大袋をコータへ渡す。

   『 これ。。。友達にも分けてあげて。。。』
 
  嬉しそうにお礼を言うコータを見て微笑む。
   
   『 さてと、お姉ちゃんはお仕事だから。。。』
   『 コータは皆のとこに戻りなさい。。。ここは危険だから 』

 
   『 でも。。。』
 
   『 お願い。。。コータが中に居てくれた方が安心して戦えるから 』
   『 。。。ね 』

 29-05.jpg

  諭すようにお願いするミコト
  コータも少し不服そうに頷く。
  そして、ホームの内部へと帰っていく。
  ミコトも自分の配置へと戻る。

   『 さ~てと、給料分は働こうかなぁ~ 』
  
   『 何だよ~気合入ってるなぁ~ 』

 
  そんな野神の言葉に軽く微笑むミコト
  
   『 ま~たまにはね。。。』
   『 ちょっとモチベーションが上がったからかも 』


  ミコトは少し防衛任務にやる気を見せ、
  そんな様子に野神も軽く微笑んでいた。

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MiKo-Rock!の
「MiKo」は名前に在らず。
姓の略式です!
Devil Busterをしていたが、
世界崩壊後にARKSへ転生。
HumanからCastとなる。

身長  : 182cm
体重  : ??kg
血液型 : O型   
年齢  : 18歳
Main   : Ranger
性格  : Slow starter

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